熱量高め スケートボード愛に溢れたオススメ漫画

スケートボードは世代を超えて愛され続けているスポーツではありますが、意外なことに漫画作品はほとんどありません。

専門用語なしには話が進まない世界でもあるため、スケートボードをしない人々にとっては、その魅力や難しさが伝わりにくいのが現状です。

マンガのストーリーを楽しみながら、スケボーの専門用語に触れ、技に触れ、スケーターたちの考え方や生き方に触れることで、スケートボードへの理解も深まることでしょう。

SK8R’S （全3巻）

小学生のアキオはプロのスケーター“師匠”と出会い、スケボーに夢中になる。
「スケボー雑誌『スラッシャー』の表紙になるから」と、名も告げず旅立った師匠がのこしたのは 一枚のスケートボード。
危険だと反対する家族に隠れ、師匠に教わった技「オーリー」を磨き続けるアキオが目指すのは…！？

amazon

家族に反対されながらもスケボーの魅力にどっぷりハマる小学生が成長し、スケボーを通じて新たな出会いがあり、仲間も増え、動画配信をして、世界が広がり、紙媒体の取材も向け、大会にも出場し、、、と、王道系青春スポーツサクセスストーリー。

スケートボードの選び方、基礎知識、技の名前や難易度、専門用語などが、ストーリーの中で紹介されていきます。スケボー初心者にとっては学習漫画として、すでに始めている人たちにとっては「あるある」と楽しめます。

3巻まで、長期休載中。

スケッチー （全6巻）

レンタルショップの社員・川住憧子。仕事に彼氏、せわしないけれど、どこかぼんやりとした毎日を送る彼女は、ある日、一人のガールズスケーターに心を奪われる。ちょっとずつ見失ってきた希望、ちょっとずつ見えてきた将来。自分を変えるには今しかない。スケートボードに魅せられた女子の挫折と再生の日々。

amazon

仕事にも恋にも友情にも、イマイチ乗り切れていないアラサー女性が、スケートボードに出会い、新しいことにチャレンジすることから始まる、出会いや挫折、葛藤、成長を描いた群像劇。

20代、30代の女性の様々な感情を描いたストーリーも楽しめますが、スケートボードの専門用語がまた面白く、初心者の方にはかなり勉強になることでしょう。

専門用語は、世代や環境を超え仲間意識や理解を深める共通言語です。外から見れば、内輪だけでわかる言葉には疎外感を感じることもありますが、中にいればコレほどつよい言葉はありません。スポーツだけでなく、言語のもつ力を再認識させられる漫画でもあります。