【厳選 刑務所漫画】元受刑者や刑務官、刑務所勤務医のリアル情報

いわゆる塀の中の漫画です。元受刑者の実録や、取材による刑務官、刑務所勤務医（矯正医官）など刑務所で勤務する人々が描かれています。

普段は見ることのない塀の中の情報は、漫画としても楽しめますが、そこから見えてくるのは犯罪に至る背景、さまざまな罪状、更生施設としてのあり方など、社会問題としての課題です。

刑務所の中

拳銃不法所持で、約三年間にわたる獄中生活を送った著者が、自ら体験した日々を自身の記憶やメモをもとに描いた実録刑務所漫画。そこは地獄か、はたまた極楽か!?　知られざる刑務所での体験を赤裸々に描きつつ、とくに、著者が深い関心を持った、「ムショ飯」は、バリエーションが豊富で美味いと驚愕、細密なイラストで描かれている。また、受刑者たちの人間模様を独特のタッチで描かれており、類い稀な稀有な作品となっている。

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実録刑務所漫画だけあって、刑務所内の設備や規則、囚人の作法などが精密に描かれています。

囚人であるから、何らかの法を犯しているのですが、罪状も多岐にわたります。覚醒剤や連続強盗、厄介な犯罪を犯した人もいますが、その素顔はいわゆる普通の人だったりします。

塀の外側以上に「食」を楽しみにしている人間らしい一面や、一方で、犯した犯罪や被害者に対しての贖罪の言葉さえないような人間の裏側など、普段目にすることも、接することもない塀の内側が、ただ穏やかに描かれています。

刑務所わず。塀の中では言えないホントの話

仮釈放も終わり、刑務所の中では書けなかった秘密を大公開。１年９か月の刑務所生活を終えた堀江貴文さん。獄中の生活を手紙に書き、メールマガジンとしてリアルタイム配信し、『刑務所なう。』『刑務所なう。シーズン２』（小社刊）も執筆。ですが、実は検閲を受けて手紙が黒塗りになり、書けないことも多かったのです。今回はタブーなし！　介護係として老人のシモの世話をし、人生初の“上司”に怒鳴られながら、人生ゼロ時点でつかんだ真実とは？　「刑務所グルメ」の実態から、「エロ本差し入れ」の秘訣まで。実録マンガもたっぷり！

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堀江氏の場合には、囚人としてもエリートです。わかりやすい「黒」の犯罪ではなく、違法かどうかを争った結果入所しているわけですし、それなりの経歴も知名度もあるため刑務所側の特別待遇もあったことでしょう。そんな堀江氏の、塀の内側での知られざる日常や、他にも知名度はともかくほぼ普通の人であるエリート囚人なども描かれています。

一方で、介護や必要な高齢者が多いこと（堀江氏が収監されていた長野刑務所では、2018年7月にホームヘルパーの資格を持つ介護専門スタッフ1人を初めて採用）、刑務所では強制できないアルコールや薬物による入所など、日本の刑務所の問題点などを、堀江氏らしい切り口で取り上げています。

◉ ホリエモンのリアルタイムな刑務所日記がこちら↓

女子刑務所へ入っていました

元受刑者が明かす塀の中の実態！

子殺しの母親には壮絶いじめの制裁
下着はお古をみんなで使い回し
好きな女性をめぐって陰湿な嫉妬バトル
週に1度のパン＆ぜんざいがごちそう！
受刑者の背後に被害者の霊が…

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こちらは、女子刑務所版。同じく、実録刑務所漫画ではありますが、若干面白く描かれています。

小さな犯罪を繰り返すうちに、大きな取り返しのつかない犯罪になってしまうことの多さには、自分には無縁と笑えないものがあります。途中から、霊が見えるという話がメインになるのは、ちょっと残念。でも、そういうものなのでしょうか。。

刑務官が明かす刑務所の絶対言ってはいけない話

罪を犯した者が収容される施設・刑務所、そこは知る人ぞ知る謎だらけの世界。そんな刑務所では日々どのようなことが起きているのか?刑務所内の構造や生活、実際に起きた事件、そして死刑に関する話まで現役刑務官だからこそ知っている危険な話を大暴露――。

●24時間監視カメラが回る刑務所イチ危険な部屋・保護室の実態
●同性愛者が続出!!刑務所内の恋愛&性処理事情
●殺人犯が収容される刑務所では霊の目撃情報が後を絶たない
●薬物中毒の受刑者に起きるフラッシュバックの恐怖
●銃殺刑・薬殺刑etc…。知って驚愕の世界の死刑
●嘔吐・失禁・発狂…。死刑囚を襲う死刑の裏側

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服役者ではなく、刑務官側からの情報で書かれているシリーズ本です。軽いタッチで描かれているので、さらっと読むのにいいでしょう。

◉ 死刑制度に関しては「刑務官が明かす死刑の秘密」で。

現在、国連加盟国193ヵ国中、死刑を廃止しているのは108ヵ国と言われている。
世界的に死刑制度廃止が進む今、存置国である日本の死刑制度に迫る！！
テレビでは報道されない死刑の秘密がここに――。

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メディアに取り上げられるのは、極刑（死刑）に対する賛否両論や、法務大臣の死刑執行命令数などで、死刑執行する側も人間であることが語られることは多くありません。

刑務官が死刑執行担当に選ばれる確率は年間0.1%。かなり低い確率とはいえ、選ばれたら断ることができません。執行への手順や本音、失敗例など、読んでいるだけでも苦しくなります。

教誨師や刑務医官（矯正医官、刑務所勤務医）など、あまり情報のない職種やボランティアのことも取り上げられており、死刑制度もそれなりの人々によって支えられていることを気付かされます。

塀の中の美容室

女子刑務所の中に、
“受刑者が一般客の髪を切る”美容室がある。
美容師は、重い罪を犯した者。
だけどそこには、いつも青空があった――

服役中に美容師となった小松原葉留は、女子刑務所内の美容室で、一般客の髪を切っている。

天井から壁まで青空が描かれた その美容室を訪れる者は、小松原がもたらす静かな時間に いつしか心を洗い流され……

小松原はなぜ、美容師として鏡の前に立つのか。
客たちはなぜ、そこで髪を切るのか。

『アルティストは花を踏まない』の新鋭が贈る、ひとりの受刑者と、社会を生きる女たちの あたたかな再生の物語。

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塀の中の小さな美容室の穏やかな物語です。受刑者、その家族、刑務官、取材者、それぞれが過去を背負いながらも静かに前を向いて歩く姿が描かれています。

日本では、一度道を踏み外すと許されない雰囲気が漂いますが、人間は過ちを犯すもの。罪を償った人をどう受け止めるのか、考えさせられる1冊です。

◉ 原著はこちら↓

ムショ医 （全6巻）

粂川晶（28）。職業：医師。勤務地＝女子刑務所！ここは刑務所です…「一般の病院」や「学校の保健室」のように考えてもらっては困ります。大学病院の医師・粂川晶が新しく勤務することになった場所は女子刑務所だった！塀の中という未知なる医療現場で粂川が目にしたものとは！？

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ムショ医（矯正医官、刑務所勤務医）、受刑者、刑務官のヒエラルキーや、社会を凝縮したような人間関係のドロっとしたあたりも、描かれています。児童虐待や育児放棄、服役中の出産など、難しい問題も取り上げられています。

ケーキの切れない非行少年

少年院に収監される非行少年たちの中で、少なくない確率で境界知能の少年がいる…!『「子供を殺してください」という親たち』の鈴木マサカズ最新作!!　累計60万部突破の新書漫画化！　少年院と境界知能の闇に迫る!!

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境界知能とは、知的障害とは診断されない方に対して使われることがある言葉です。一つの目安となるIQは、71以上85未満、知的障害と平均値の間の認知能力とされますが、考えたり動いたりする知的機能に困難が生じる状態に使われる通称で、診断名ではありません。社会不適応であったり、精神面の不調、ストレスへの脆弱性などがあります。

知的障害ではないけれども、本人の本人のやる気や努力の問題でもない、周りからの理解も得られにくいため、生きにくさを感じています。非行や異常行動が知的ハンディからくるのだとしたら、本人だけでなくその親も境界知能であるならば、、、教育や生活環境の改善だけではどうにもならない負の連鎖。それを知る、理解するだけでも、この漫画を読む価値があると思います。

◉ 原著はこちら↓

児童精神科医である筆者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。人口の十数％いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する。

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