【歌舞伎漫画】伝統芸能の基礎知識、観劇の基本、楽しみ方を漫画でわかりやすく、歌舞伎が題材の漫画も厳選

日本の伝統芸能の一つである歌舞伎。最近は、映画やドラマでも「歌舞伎枠」があるようで、歌舞伎役者を現代劇でも頻繁に見かけます。

歌舞伎役者には親近感もあり、興味があっても、歌舞伎の観劇となるとチケット代やら、観劇マナーやら、演目の理解、時間が長い（休憩を含めて2時間半〜）などのハードルの高さから、実際の観劇には抵抗があったりもします。

今回は、初観劇前に目を通しておきたい歌舞伎の基本や、もう少し深く知りたい方向けの資料ともなるような本、歌舞伎舞台の漫画などを厳選してご紹介しています。

歌舞伎舞台の漫画は、あくまで娯楽漫画ではありますが、歌舞伎の時代背景、演目、舞台、練習風景、梨園の裏事情なども描かれていますので、気軽に読んでいるうちに歌舞伎の基礎知識も得られる学習漫画でもあり、入門編としてもオススメです。

教養として学んでおきたい歌舞伎(特典PDF「特別付録 歌舞伎探訪ガイド」付き)

日本の伝統芸能を味わおう！本書は、日本の伝統芸能「歌舞伎」の魅力が詰まった一冊です。
歌舞伎座に代表される劇場の魅力から、歌舞伎の代表的な演目、著者おすすめの演目の見方、驚きの仕掛けや名セリフの数々、そしてなんといっても役者の魅力について紹介します。

コロナ禍の影響で変わる歌舞伎の興行形態にも触れつつ、令和時代の歌舞伎について、伝統芸能解説の第一人者が語りつくします。

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漫画ではありませんが、写真や図解も多く入門編としてはおそらく一番わかりやすいです。

歌舞伎の基礎知識、エピソード、観劇の基礎知識などの情報量も豊富です。著者は、NHKの古典芸能のアナウンサー 葛西聖司氏。解説も適切でわかりやすく、現場中継的な視点もあり、読むだけでも楽しめます。

Kindle Unlimited 対象。歌舞伎初心者が、最初に読むにもオススメです。

マンガで教養 やさしい歌舞伎

歌舞伎の入門書。マンガ、写真、図解でわかりやすく魅力を紹介。
マンガは、歌舞伎をはじめて観賞する主人公がハマるまでをストーリーで展開。
マンガを楽しく読むだけで、歌舞伎の基礎や魅力がわかる。

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「忠臣蔵」と「義経」は時代背景と共に詳しく解説、よく上演される100演目の見どころが簡潔に紹介されています。

チケットの買い方、劇場でのこと、歌舞伎特有の決まりごとなど、観劇に関する基礎知識などのQ&Aもあります。初めての観劇の前に、一度目を通しておくと安心です。

マンガでわかる歌舞伎: あらすじ、登場人物のキャラがひと目で理解できる

ARTIでは、歌舞伎の基本的な知識をまとめました。
PARTIIでは、現在、比較的上演が多いことを前提に、歌舞伎を知る上で知ってほしいといった視点も持ち合わせて50演目を選びました。
そして、それぞれのあらすじ、鑑賞ポイント、豆知識などを紹介しています。

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PARTIIでは、漫画と解説文で演目のあらすじやポイントなどが紹介されています。

観劇前の予習にオススメ。

マンガでわかる能・狂言: あらすじから見どころ、なぜか眠気を誘う理由まで全部わかる!

名曲「野宮」を一曲丸ごと解説しながら、能の番組の見どころや衣装、作り物の鑑賞ポイントを紹介します。
初心者におすすめの短めの番組や、印象的なヒーロー、ヒロインの登場するお話、押さえておきたい名曲などのあらすじと注目ポイントを紹介。
また、小学校の教科書にも載っている人気狂言も掲載します。

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古典芸能に疎めの方は、能・狂言・文楽などの基本もザザっと一気におさらいしておくと、すっきりします。

能・狂言の基礎知識、観劇の基礎知識、楽しみ方、名作・名曲解説など、入門編としては最強です。

マンガでわかる文楽: あらすじから見どころ、歌舞伎との違いまで全部わかる

観劇に気後れしがちな初心者さんでも、十分楽しめる鑑賞ポイントを紹介します。
どこでチケットを買うの? ドレスコードはある? 人形劇ってそもそも面白いの?
予習しなくてもストーリーはわかる? などなど、気になる点を解説。

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文楽の基本、歌舞伎と文楽とで演出が異なるものの比較紹介、技芸員の座談会など、盛りだくさんの内容です。

最新版　歌舞伎の解剖図鑑

歌舞伎好きは必携のロングセラー 『歌舞伎の解剖図鑑』が大幅リニューアル！
戦後～現在までの人気役者紹介や最新情報、演目ガイドもたっぷり盛り込みました。
歌舞伎の「基本の『き』」と楽しみ方が、この1冊で丸わかり。
豊富なイラストとわかりやすい文章で、歌舞伎の魅力を徹底解剖!
観劇の方法や、ストーリー・衣装・髪形・化粧など知っておきたいお約束はもちろん、歌舞伎に関する「知っておきたいあれこれ」を、分かりやすく解説しています。

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漫画ではありませんが、イラストや図解が多く楽しめます。文字数も、情報量も多めで、まさに図鑑。

歌舞伎の101演目 解剖図鑑

イラスト総数500点以上!
あらすじもキャラも人間関係もこの1冊でまるわかり!
数ある作品から101演目を選りすぐり、華やかなイラストとわかりやすい文章で名場面をご紹介
物語の基本設定を押さえておけば、観劇がもっと楽しくなること間違いなしです

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歌舞伎の演目に関わることを、イラスト多様でわかりやすく解説した図鑑。

演目のあらすじや人間関係だけでなく、かつらや衣装、隈取り（化粧）のこと、歌舞伎役者なども紹介されています。『歌舞伎の解剖図鑑』と揃えておけば、かなりの歌舞伎通になれます。

歌舞伎を題材とした漫画

歌舞伎そのものではありませんが、歌舞伎を題材とした漫画では、裏事情や世界観をストーリーとして楽しめます。

鼻紙写楽

 物語は、江戸期・田沼の時代。町方役人の次男坊・勝十郎は長じて、座頭・五代目市川団十郎らの下で芝居小屋・中村座の囃子方「笛吹き勝」となって下働きをしていた。しかし、同心の兄・一馬が殺され、勝十郎は再び武士に戻り見習い同心に。時を同じくして江戸市中に連続幼女殺しが起き… (収録:「勝十郎」「卯之吉」「仲蔵」、巻末描き下ろし「初鰹」)

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多くの漫画家や漫画好きの読者から絶賛されるも、あまりに寡作なために幻の漫画家といわれる一ノ関圭さんの歌舞伎と浮世絵を題材とした作品。手塚治虫文化賞、日本漫画家協会賞を受賞。

写楽や歌舞伎の中村座の舞台裏、その周辺での複雑な人間模様を描いた群像劇。素晴らしい画力とストーリーで楽しめます。こんな漫画見たことはありません。

かぶき伊左 （全4巻）

主人公・市村伊左衛門（いちむら・いざえもん）は、役者であり、若き芝居小屋の主（=太夫元）である。若い故に、勢いはあるが、失敗も多い。果たして伊左衛門は一人前の役者・太夫元として大成できるのか。

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幕末から維新にかけての、史実も織り交ぜた梨園の人間模様が楽しめます。

時代の流れとして歌舞伎も過渡期を迎え、歌舞伎の再興、勧進帳の誕生、支え続けた役者たちが、ド派手な衣装で感情表現も豊かに艶やかに描かれています。

ぴんとこな （全16巻）

家柄が重んじられる歌舞伎界において、名門の御曹司として生まれたにも関わらず、実力のない恭之助（きょうのすけ）。歌舞伎とは無縁の家に生まれながら、実力のみで最底辺から成り上がろうとする一弥（いちや）。正反対の2人の男が、なんの因果か同じ女の子・あやめに恋をしたのが物語の始まり。歌舞伎を愛するあやめに好かれたい恭之助は、コネなんていらないから実力が欲しいと悔し涙を流す。あやめの目の前で主役を張りたい一弥は、名門の養子になろうと…

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歌舞伎界名門の御曹司と、門閥外・冷静沈着努力型の秀才が、歌舞伎と女性をめぐり切磋琢磨していく青春歌舞伎漫画。

嫉妬、羨望、失望感、挫折、、華やかな梨園の裏にあるドロっとしたものさえも艶やかに描かれています。

かぶく者 （全8巻）

かぶく快感！　「かぶく」とは、歌舞伎役者がご見物（観客）の心をつかみ、意のままに揺さぶる事をいう。それは無上の快感なのだ！面白がらせりゃ、勝ちだよな？見る者を「かぶく」天才・新九郎（しんくろう）が、　伝統と格式の歌舞伎界に殴り込み！　伝統も格式も関係ない、ただご見物（観客）を”かぶく”のみ！駆け出し役者の市坂新九郎、新宿でのストリート歌舞伎を手始めに芸の道をわがまま気ままに突き進む！！

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歌舞伎役者がご見物（観客）の心をつかみ、意のままに揺さぶることを意味する「かぶく」。

駆け出し役者の主人公が、血筋や家柄を重んじる歌舞伎界で、才能と運命に翻弄されながら成長する姿が描かれています。画力があり、演目のシーンではまるで観劇しているような迫力があります。

作中で出てくる演目は、そのものではありませんが、入門編として読む分には参考になります。

國崎出雲の事情 （全19巻）

歌舞伎一家の出身・國崎出雲は絶世の美貌から、男たちに狙われる事あまた。ある日、母が長旅に出て、出雲は離れていた父をやむなく頼る…が、男の中の男を目指す出雲を待っていたのは歌舞伎役者、しかも女の中の女“女形”としての困惑の日々！女形少年歌舞伎奮闘記！！！

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歌舞伎家の美少年御曹司は普通の男子高校生ですが、舞台に上がれば才能に溢れた絶世の女方。

女方を演じることへの苦悩、梨園内の嫉妬や羨望、楽しい高校生活など、コミカルに軽やかにストーリーが進みます。