【厳選 将棋漫画】将棋の基礎知識・ルール・コツをわかりやすく、勝負の厳しさ、棋士の私生活や将棋界裏事情

藤井聡太八冠誕生の過程で「観る将」と呼ばれる新たなファン層が激増し盛り上がっている印象のある将棋界ですが、実際に対局をする将棋人口は減り続けています。

「レジャー白書２０２３」（日本生産性本部・編集発行）によると、2022年の将棋人口は460万人。前年の500万人から大きく減少。15歳未満と80歳以上のデータは集められていないため、実際はこの数字より多いと考えられていますが、1998年には1000万人、1982年の2280万人と言われていたのですから、減少し続けていることには変わりません。

ただ、21歳で棋界の頂点に立った藤井聡太八冠の活躍が各種メディアで大きく取り上げられていることもあり、近年全国各地で行われる将棋イベントは盛況なようです。

深い思考力や強い精神力を育み、礼儀作法を学ぶにも効果的と言われる将棋です。身近に学べる環境がなくても、将棋の学習漫画から学ぶことで将棋に興味を持ち、理解することもできます。何事にも相性がありますが、自分のペースで、気負わずに学び始めるには学習漫画は最適です。

ドラえもんの小学校の勉強おもしろ攻略 はじめての将棋 

まんがで覚える「将棋入門」の決定版!

日本が誇る伝統文化、将棋。
将棋は楽しいばかりでなく、お子さんにとって 様々な学習効果が期待できます。
一手指すごとに変化する局面をとらえることで 思考力や集中力が養われ、
数々の戦法を使いこなすことによって 想像力が豊かになっていくでしょう。
この本ではドラえもん、のび太たちと一緒に 楽しみながら将棋のルールが学べます。
初心者から一歩先までも視野に入れた お子さんに最適な「将棋入門」です。

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ドラえもんとのび太くんと一緒に、駒の並べ方かた動かし方、それぞれの特徴や役割、局の進め方を１冊で楽しく学べます。

漢字は総ルビですし、使いもわかりやすい、さすがドラえもんの学習シリーズです。学習漫画の質としてはテッパンですね。

ドラえもん はじめての将棋&九路囲碁DX20 STマーク認証

将棋の駒は、動きがわかるイラスト入り。入門にはぴったりです。ゲーム台に収納部があるので、お片付けしやすいのも特徴。将棋、囲碁だけでなく、リバーシや名探偵推理ゲームなど、この商品一つで20種類ものゲームが楽しめる優れものです。

マンガではじめる! 子ども将棋

羽生善治×日本将棋連盟の最強タッグ! トップ棋士の子どもの頃のエピソードも満載!
将棋初心者の主人公が成長していくマンガストーリーで、初歩の初歩から、実戦で勝てるテクニックまで身につきます。
トップ棋士の子どもの頃の秘話も満載で読み応え◎です。

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『マンガでたのしくわかる! 」シリーズのマンガ家さんと、羽生善治さん、日本将棋連盟さん監修という、楽しさとわかりやすさを追求した将棋学習漫画。

将棋の基本、駒の並べ方・動かし方・特徴、攻め方、レベルアップまで、漫画のストーリー＋テーマごとの見開き解説で、楽しめます。

Kindle Unlimited 対象。図解も多いので、紙媒体の方が扱いやすいと思いますが、Kindle本で内容を確認してから紙媒体を購入することもできるので便利です。

3月のライオン （1巻〜）

その少年は、幼い頃すべてを失った。夢も家族も居場所も──。この物語は、そんな少年がすべてを取り戻すストーリー。その少年の職業は──
やさしさ溢れるラブストーリー。

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幼少期に両親を交通事故で亡くした主人公は、15歳でプロになった天才棋士。自分の居場所を探し、辛い過去とも向き合い、自分の人生に欠けたものを見つけていくなかで、将棋を通じた人間関係の広がりが彼を変えていきます。

主人公の生活の中心は、厳しいプロの戦いが続く将棋の世界です。周りに支えられ、ライバルと戦い続けることで、孤独な少年が心身ともに強くなっていく姿には心打たれます。

作中では、職業としての棋士の姿も描かれています。将棋の師弟関係や研究会の様子、プロの世界の仕組み、試合のない日の日常などにも触れられます。

将棋に興味がある方にも、自分の居場所がないと感じている方にもオススメ。何度も繰り返し読みたい漫画です。

ハチワンダイバー （全35巻）

表のプロとは違う、賭け将棋をなりわいとする「真剣師」の青年・菅田。アマ最強を自負する彼を倒したのは、秋葉原の女真剣師だった！　テンション無限大！　81マスの宇宙を舞台に繰り広げられる破天荒将棋バトル

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プロ棋士になることに挫折し、賭け将棋を生業とする主人公。小指や命をかけて挑む将棋から、とんでもない緊張感、極度の集中、熱気、そして疲弊が伝わってきます。

対局も熱量高く描かれていてストーリー自体も楽しめますが、読み進めると将棋の知識も増え、将棋欲が高まります。

将棋めし （全6巻）

プロ棋士・峠なゆたが対局の休憩中に食べるメニューとは!?　そして、それが将棋にどう影響するのか!?　めしで勝敗が決まると言っても過言ではない！

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羽生善治氏の「天ざる蕎麦の天ぷら抜き」、加藤一二三氏の毎回「うな重」、最近では藤井聡太氏の対局中の食事などが話題になりましたが、こちらの主人公も対局中の食事が中心となる異色の将棋漫画。

ただの食レポではありません。その主人公の食事へのこだわりはうまく将棋の勝負へとつながっていきます。実在する棋士のエピソードや、将棋ネタ、食事ネタも楽しめます。

月下の棋士 （全32巻）

第51期名人戦、名人・大原巌と挑戦者・滝川幸治が熱海で第7局を戦っている時、東京・将棋会館に氷室将介という青年が現れる。プロ棋士になりたいという将介が手にしていたのは、伝説の棋士・御神三吉の推薦状だった。その推薦状を見たプロ棋士・虎丸は二段の坂東と将介を戦わせる。

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将棋の一大タイトル「名人」まであと一歩のところで夢破れた棋士である祖父に、高知県の港町で育てられた主人公。祖父の推薦状を携え上京し、プロ棋士としての戦いが始まります。

勝負にかける意気込み、溢れるほどの緊張感。時に美しく、時に醜悪な勝負師としての生き様に引き込まれます。

或るアホウの一生 （全4巻）

「ふざけてません、本気です」――――まっすぐといえばまっすぐ、バカといえばそうかもしれない瞬（17歳）。イケメン坊ちゃんの夏目（17歳）と言い合ったり、辛辣最年長・迫（23歳）にイジられたり、一見温和な牧野（23歳）にフォローされたしつつ、ひたすら「勝ちたい」と思う毎日。アホで間抜けでど真剣、将棋野郎成長群像劇！好きか嫌いかと聞かれたら嫌いでないと答えるけれども、なりたいかと問われれば間違いなくすんごくなりたいと言ってしまうけども、「なんでなりたいか？」と聞かれたら理由はよくわからないから考えながら暴れまわる。強いって、なんだ！？

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プロの1歩手前の3段リーグに、気合を入れるために派手な化粧をして対局に望む主人公。タイトル通りアホウになりながらも、リーグ戦を勝ち進むという将棋漫画にしては異質のオモシロサがあります。

時には飄々と、時にはドロドロと、時には軽妙に、ズレながら、トリッキーに、将棋と向き合う騎士たち。天才騎士ではない、普通の青年の悩み、迷い、喪失感、挫折といった、人間味たっぷりの青春将棋漫画です。

うつ病九段

人気プロ棋士の先崎学九段を“うつ”が襲ったのは、47歳の誕生日の翌日でした。
頭がどんよりと重く、将棋を指しても対局にまったく集中できない。
１日のうち、何度も電車に飛び込む自分の姿が脳裏をよぎるようになります。
「学、入院するんだ。このままでは自殺の恐れがある」
精神科医の兄からのアドバイスによって、先崎さんは精神病棟への入院を決意します──。

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うつ病で1年間の休場を余儀なくされた先崎さんの闘病エッセイを、漫画家の河井克夫さんが漫画化。うつ病ドン底の状態から、いかにして自分と将棋を取り戻したのか、現役復帰を果たすまでの軌跡がユーモラスに描かれています。

勝負師としての成長を描いた素晴らしい漫画はたくさんありますが、うつ抜けはさすがに異色。個人的には、この人間臭いところがかなり好きです。将棋漫画としても、うつ抜けとしても、秀逸な漫画です。

原作の手記はこちら↓

将棋の渡辺くん （1巻〜）

将棋棋士は人類の代表！　将棋を指して生活している。懸命に勉強し、年に50局くらい戦い、勝てば笑い、負ければ自分のせい。勝ち負けだけに支配された世界。それはまるで人生の縮図だ。棋士は、どんな人たちなんだろう？ 何を食べて、何時間寝ているんだろう？　勝負師でも無頼でもない、リアルな将棋棋士の毎日を棋士の妻が漫画にしました。ノンフィクションです！

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将棋棋士の渡辺明氏とその家族のほのぼのノンフィクション。著者は渡辺氏の妻。

他の将棋漫画とは異なり、将棋のアレコレに関しては触れる程度ですが、ぬいぐるみ好きの渡辺氏の普段の姿が描かれています。

頭のいい勝負師の日常は捉えどころがなく、そこに人間味を感じるというか、非凡さを感じるというか、、、将棋を学ぶことはできませんが、将棋の合間に読むには最高です。