【厳選 子どもの発達障害漫画】リアルな子育て経験談、発達障害の基礎知識や子供の対処法をわかりやすく

近年、見聞きすることが激増した「発達障害」。

発達障害者支援法において、「発達障害」は「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定義されています。

脳機能の発達が生まれつき少し異なることで、コミュニケーションや対人関係をつくるのが苦手で、集中力がない、こだわりが強い、困った言動をするなどの特徴がある一方で、優れた能力を持っていることもあります。

周りからの理解や支援が得られず、本人は生きづらさを感じたり、親も子育てに苦悩したりします。

文部科学省の調査によると、学習面や行動面で発達障害の可能性がある児童生徒の割合は、小学生10.4%、中学生5.6%。ただ、これは一生そのままなわけではなく、学年が上がるにつれ、その割合は減少します。

今回は、子どもの発達障害に関してわかりやすく描かれた漫画を厳選してご紹介します。家族や身近にそのようなお子さんがいる方はもちろん、直接関わりはなくても理解をするためにも、ぜひ読んでみてください。

一部のKindle本は、Kindle Unlimited 対象本です。
初回登録時は誰でも30日間は無料で対象の本が読み放題に!
事前の登録がオススメです。(登録解除も簡単で安心です)

\ 対象本が読み放題 /

目次

はざまのコドモ 息子は知的ボーダーで発達障害児

発達障害をもち、普通学級での学習や日常生活が困難なため、特別支援学校への進学を希望するも、
知能テストの結果が規定より高かったため、療育手帳が取得できず進学が許可されない…!?
そんな「はざまのコドモ」の日常とその母親の奮闘を、
大人気漫画『毎日やらかしてます。アスペルガーで、漫画家で。』『透明なゆりかご』の沖田×華が描いた、
ノンフィクションコミックエッセイ!

amazon

知的ボーダーで広汎性発達障害の「よしくん」の育児や子育ての壮絶さが描かれています。

発達障害への認知は広まりつつあるとはいえ、本人や家族でなければ理解することは難しいのが正直なところです。この1冊で、その全てを理解し共感できるわけではありませんが、少なくても生きづらさや家族の大変さは伝わります。まずは、知ることから。

Kindle Unlimited 対象。

\ 980円で読み放題 /

毎日やらかしてます。アスペルガーで、漫画家で

「もう帰っていい! 」と怒られれば即座に帰宅!? 予定がひとつでも崩れると1日寝込む!?
職場で、自宅で、オフ会で…自身の周りはいつもハプニングの連続!!
さまざま発達障害をもつ沖田×華が、大人になってからの自身と発達障害とのかかわり方、失敗談などを描く笑えるコミックエッセイ!

amazon

著者 沖田×華(おきた ばっか)さんご自身も、発達障害(アスペルガー症候群/自閉症スペクトラム症)であることを公表されています。

アスペルガー症候群の代表的作品。大人の発達障害とはどういうものか、知ることができます。こちらも Kindle Unlimited 対象。

発達障害 僕にはイラつく理由がある! 

発達障害の子ども本人が「問題行動」のわけを語る!
くり返される行動は「自分を守るため」でした!

漫画家かなしろにゃんこ。さんが我が子との長時間の対話と、そのなかで得た貴重な気づきをコミック化。
さらに臨床歴35年超の前川先生が、具体的な解決策を多数おしえてくれます!

amazon
  • 「話しかけたらムッとする・怒り出す」
    → ひとりで休ませて欲しいんだ!
  • 「パニックになる・暴れる」
    → 感覚過敏でボロボロなんだよ!
  • 「人の気持ちがわからない」
    → 形のないものはわからないよ!
  • 「整理整頓できない」
    → 見えるところにないと不安なんだ!

発達障害の子は、こんな気持ちで、悪気があるわけでも、わがままを言っているわけでもないそうです。これでは、周りの方が「そういうものらしい」とわかっていなければ、理解することは難しすぎます。。。

他にも、

  • 「片づけを手伝うと怒り出す」
  • 「過ちを注意すると逆ギレする」
  • 「学校でいつもイラついている」
  • 「おしゃべりが止まらない」
  • 「怒りを止められない」
  • 「勉強に集中できない」
  • 「物にぶつかる」
  • 「叱ってもやめない」
  • 「教室から脱走する」

こんな子どものこんな「困った行動」を解決する工夫やヒントが満載です。発達障害を抱えるお子さんを育てている保護者の方はもちろんですが、いろいろな子供がいることへの理解を深めるためにも、発達障害とは直接関わりのない方にもぜひ読んでおいてほしい1冊です。

発達障害で問題児 でも働けるのは理由がある!

課題だらけの発達障害の子。でも、就職してちゃんと働いてます!

発達障害の子をもつ親、本人、そして支援者にオススメ!

「自分に合う仕事はどうやって見つける?」
「発達障害のさまざまな特性に、どう対処する?」

そんな疑問がみるみる氷解する快作。
実体験をつづったコミックエッセイと
専門家のわかりやすい解説で、手に取るようにわかります。

amazon

発達障害を抱える子供や子育て漫画はたくさんありますが、就職まで追いかけて描けれている作品は多くはありません。作中では、就職までの波瀾万丈の道のりが描かれています。

発達障害の就労支援では草分けともいえる石井京子さんによる、詳しい情報と分析もかなり参考になります。

発達障害・グレーゾーンの子がグーンと伸びた 声かけ・接し方大全 イライラ・不安・パニックを減らす100のスキル

イライラ、パニック、暴言・暴力など、解決の難しい問題にも効果あり。
多くの発達障害・グレーゾーンの人と関わるなかで磨き上げられた、
子どもたちへの「声のかけ方」「接し方」、そしてアセスメントの方法を100集めました。

amazon

発達障害の子どもたちが見ている世界や感じていること、発達障害の子どもたちへの接し方などが、漫画やイラストを多用してわかりやすく解説されています。

テーマごとに2〜4ページでまとまっているので、気になる箇所だけ拾い読みするにも最適です。

生きづらいと思ったら 親子で発達障害でした (全3巻)

幼いころから生きづらさを抱えていた私が生んだ子は、二人とも発達障害グレーゾーンでした。

未来が怖い、人目が怖い、集団が怖い。
絶望と希望を繰り返しながら、それでもなんとか前向きに生きていく姿に、共感と応援の声!
アメブロで総合1位を獲得した実録コミックエッセイが、未発表秘話を100ページ以上収録し、発売です

amazon

著者ご自身もADHD(注意欠如・多動性障害)であり、発達障害グレーゾーン息子2人の育児のリアルが、淡々と描かれています。過剰な描写もなく、母親としての苦悩や愛情、療育(発達支援)、幼稚園や小学校のことなども取り上げられ、発達障害児の進路の考え方も参考になります。

「障害」とっても、発達障害と知的障害は異なります。混合されやすい一方で、知的な遅れがないために「個性」との線引きに難しさもあります。そういったことも含め、読んでいて学びが多い漫画です。

マンガでわかる 発達障害の僕が 羽ばたけた理由

発達障害の当事者が、どんな気持ちで、どう壁を乗り越えたか

8歳の時、当時在住していたNYで「発達障害」と診断された僕が、小1での留年、帰国して中学での不登校、高校受験の失敗などの壁にぶつかりながらも、どのようにして自分を生かし輝ける場所をみつけ、羽ばたくことができたのか。ADDの特徴である衝動性を抑え、苦手なコミュ力を克服し、モデル・タレント・役者として歩んできた道のりを語る。

amazon

栗原類さんのベストセラーエッセイの漫画化。

栗原さんが、当時どのように感じていたのか、どのように壁を乗り越えてきたのかが、ググッと伝わってきます。お母様や主治医のコメント、スマホの活用方法、発達障害の支援環境なども参考になります。

栗原さんの子ども時代や学生時代の写真がまたかわいい、カッコいい。リアル感増し増しで読めます。

発達障害の人が見ている世界

この本は、これまで1万人以上の発達障害の人やその他の精神疾患の人たちと向き合ってきた精神科医の著者が、発達障害の特性を持つ人、とりわけADHDとASDの人が“見ている世界”を紹介する一冊です。
発達障害とは、一言で言えば脳機能の特性。状況を読んだり、人の気持ちを推測したりする脳の働きが定型発達の人より弱いことがわかっています。

理解に苦しむその言動も、本人たちが物事をどう受け止め、感じているのか、つまり“見ている世界”を理解し、その対応策を学ぶことで、ともに生きるのが楽になるはずです。

この本では、大人から子どもまで、そんな身近にある困りごとを32個紹介し、その理由と対応策を紹介しています。

amazon

発達障害とはどういうことなのか、一番わかりやすい本だと思います。

イラストを多用し読みやすいとは思いますが、発達障害の子どもの子育てコミックエッセイとは、情報量も文字数も異なります。娯楽要素も含めて、気軽に読みたい、知りたい方にはあまり向いていないでしょう。

娯楽要素などなくてもいいから、わかりやすく理解したい、、という方には、オススメの1冊です。

境界知能とグレーゾーンの子どもたち

50万部超の大ベストセラー『ケーキの切れない非行少年たち』の著者による 生きづらい子どもたちを救う“具体的な対応策”

近年よく取り上げられる「発達障害」や「知的障害」の子どもに関する書籍は多数あります。
しかし、発達障害や知的障害とは診断されないものの、生きづらさを感じている子どもたちがたくさんいるのを知っていますか?
IQ69以下の知的障害には該当しない一定の支援が必要な「境界知能」や何かしらの課題があるけれどはっきりした原因や状態がわかりにくい「グレーゾーン」と位置づけられる子どもたちのことです。

本書は教育現場や家庭で見逃されがちな彼ら、彼女らへの具体的な対応策を、困っている子どもたちの支援を行う「日本COG-TR学会」を主宰する著者が漫画でわかりやすく紹介しています。

amazon

知的障害には該当しない、障害の診断基準には満たないけれども、生きづらさを感じやすい「境界知能」や「グレーゾーン」の子どもたちのことをわかりやすく解説した、素晴らしい1冊。

障害と認定されれば、支援があったり、相談先があったり、周りからの理解も得やすかったりしますが、境界、グレーであるが故に、支援も理解も中途半端になってしまいます。すべては、その存在を知ることから始まるのだと思います。

境界知能の実態は、こちら↓もわかりやすくてオススメです。

ケーキの切れない非行少年たち』、こちらも必読です。

著:宮口幸治, 著:鈴木マサカズ, イラスト:鈴木 マサカズ
¥616 (2024/05/10 10:49時点 | Amazon調べ)

赤ちゃん~学童期 発達障害の子どもの心がわかる本

発達障害のお子さんを育てるママたちの体験談、通級学級や民間教室のイラストルポなど、
発達障害のお子さんをどう育てるか、どう導くかが具体的にわかる本。
発達障害は「治す」ものではなく「特性を受け止め、寄り添う」もの。
できるだけ早く発見し、子どもが幸せな人生を送れるようにサポートしてあげたいですね。
発達障害の区分や行動別・年齢別の具体的な対処法など、最新の情報を1冊にまとめました。
適切な支援を受けることで大きく成長した子、悩みながら試行錯誤しているママなど、さまざまな体験談もぜひ参考にしてください。

amazon

発達障害の基礎知識、ASD(自閉症スペクトラム症)やADHD(注意欠如・多動性障害)の子どもの特性や関わり方、困ったときの対処法、年齢別のトラブルや体験談などが1〜数ページでまとまっています。

イラストや使いも多用され、目次からの検索もしやすく、拾い読みにも適しています。

Kindle Unlimited 対象。お子さんのことで気になることがあったら、気軽に読んでみてください。Kindle で無料で読めます。

\ 980円で読み放題 /

「発達障害」と間違われる子どもたち

近年、発達障害と呼ばれる子どもが劇的に増えています。文科省が出している数字を見ると発達障害が疑われる子は、この13年で約10倍に。ただ、35年にわたって子どもの脳・育ちに向き合ってきた著者は、増えているのは発達障害の子ではなく「発達障害もどき」ではないかと話します。発達障害もどきとは一体何か、発達障害もどきから抜け出すにはどうすればいいのか――。臨床経験35年以上の小児科医が、増え続ける発達障害児の中にいる「発達障害もどき」について初めてまとめた一冊です。

amazon

賛否両論分ける内容ですが、先にご紹介した本と合わせて読んでおきたい1冊として、おすすめします。

著者は、発達障害そのものを否定しているわけではありません。「発達障害の診断がつかないのに、発達障害と見分けがつかない症候をしめしている状態」である可能性があることも受け入れて、そこから抜け出す方法も試してみてほしい、という内容です。

今現在子供の言動に苦しみ、子育てに奮闘している方からすれば、あまりにも冷たい理解のない、差別的とも言える内容と受け止められる可能性もあります。脊髄反射的に否定するのではなく、一呼吸おいて読んでみてください。難しい本ではありません。当たり前とも思えることも書かれています。でも、もしかしたら、当たり前のことを当たり前としてできていないのは、子どもではないのかもしれません。

一部のKindle本は、Kindle Unlimited 対象本です。
初回登録時は誰でも30日間は無料で対象の本が読み放題に!
事前の登録がオススメです。(登録解除も簡単で安心です)

\ 対象本が読み放題 /

よかったらシェアしてね!
目次