オートレースを漫画でわかりやすく〜選手養成所やレースのシステム、ルール

国が認め、法律のもとで運営されているギャンブル「公営競技」のひとつであるオートレース。

排気量600ccという、大きくはない特殊な競争車を使い、1周500mの走路を数周周回し順位を競う、モータースポーツです。現在、国内のレース場は５箇所のみ。

レースに出場し賞金を獲得できるのがオートレース選手。オートレーサーとも呼ばれますが、正式には小型自動車競走選手で、経済産業省管轄の国家資格所持者であるプロスポーツ選手で、全国で400名程度です。2023年1月現在で、最年少が19歳、最高齢が76歳、うち女性は20名。女性の割合は低いとはいえ、老若男女問わず幅広い年齢のレーサーが活躍しています。

選手養成所入所試験は競争率は36.9倍（2022年2月発表第36期）。厳しい訓練生活を経て、選手資格検定に合格すると晴れてデビューできます。

元アイドルグループSMAPの 森且行氏が、グループを脱退しオートレースに転向したことえ一時話題になりましたが、公営競技の中では一番地味系。競馬全体の年間売上が4.3兆（中央競馬3.3兆、地方競馬1.1兆）、ボートレース2.4兆、競輪1.1兆であるのに対し、オートレースは1千億台とゼロ一つ少ない（2022年度売上）。

バイク漫画やギャンブル系漫画は多数ありますが、オートレースの漫画がほとんどないのも頷けます。。

ただ、オートレースのシステムやルール、楽しみ方を知るには、漫画の方が雑誌などよりもはるかにスッキリしているのでオススメです。

ビリオンレーサー （1巻〜）

それは競馬、競輪、ボートレースに並ぶ四大公営競技の一つ。1周500mの走路を特殊な競走車を使い、数周周回して順位を競い合うモータースポーツである。「銭ゲバ」と呼ばれるほどお金への執着がすごい青年・銭屋一生は一攫千金を目指し、オートレースの世界に飛び込もうとするが…!? フルスピードで進む一攫千金ドリームストーリー、ここに開幕!!

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昼夜バイトを掛け持ち、極限の節約生活を送る主人公が、ある人との出会いと一文なしになったことをきっかけにオートレースの世界にのめり込んでいきます。ギャンブルで家族を失い苦労した経験から、ギャンブルに対するどうしようもない抵抗感と、潔く稼ぐこととの葛藤の中で、オートレース選手として成長していく姿が描かれています。

養成所のことや、オートーレースのことなども知ることができます。

SPEED STAR （全4巻）

街で有名な飛ばし屋の高校生である主人公・相沢竜也。家庭の事情から、お金のかかるレーサーの夢は諦めかけていた・・。ある日、義理の父親が連れられて行ったのがオートレース場であり、現役ナンバーワンのトップレーサーは６２歳！彼を見ているうちに再び夢が起き出して・・・。

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こちらもオートレース選手の視点で、オートレースとはどういうものかが描かれています。養成所、競技のシステムやルーム、勝負の厳しさ、テクニックやメンタルだけでなく資金の問題など、スートーリーを通して知ることができます。