【厳選 仏像漫画】仏像の魅力、意味や役割、特徴、基礎知識もわかりやすく

仏像は、日本の歴史や文化を語る上で欠かせない存在ですが、その歴史や造形の奥深さは、初心者にはなかなか理解しづらいものです。

全国各地の寺院を訪れても、仏像の意味も込められた願いも、違いもわからないまま物足りなさを感じたり、
旅行前に、訪れる寺院の予備知識に慌てて資料本に手をつけたものの、文字だけなぞってさっぱりわからなかったり、、
現地で仏様の美しさに魅了され、書籍を購入したものの、読んでみたら小難しくて本棚の肥やしやら積読で放置していたり、、、

この記事では、仏像に関する学習漫画をご紹介します。仏像の基本的な知識から、造形や歴史の細部まで、わかりやすく解説してあります。漫画ならではの親しみやすさで、気楽に基礎知識を押さえ、仏像の魅力にどっぷりハマってくださいね。

仏像に恋して  （全2巻）

奈良の大仏しか知らなかった女子大生が仏像に一目惚れして、立派な仏像マニアになるまで。登場する舞台は京都、奈良、尾道、鎌倉、東京、平泉、静岡……そしてタイ。まずは会いに行こう。知識は後からついてくる！

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マンガとして楽しめますが、読んでいると仏像の基礎知識が押さえられる、まさに仏像学習漫画。仏像に興味を持ち始めた方、奈良・京都などの観光旅行直前の最短時間での基本確認に最適です。

◉ 続編 「もっと！仏像に恋して」 全2巻

仏像のまち （全4巻）

いつも勉強に励んでいるけど成績は残念な高校生・空人くん。彼は、仏像と会話ができちゃうのだ。彼のもとに遊びにくる仏像たち。心配性の釈迦如来、愛情いっぱいだけど顔が怖い愛染明王、マイペースすぎる弥勒菩薩、乗ってる鳥に全部まかせっきりの孔雀明王などなど。てか、にぎやかすぎて、全然勉強に集中できないだろ!!

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仏像と話ができる高校生と、仏様たちのワイのワイのとしたオモシロ漫画ですが、会話の中に仏様情報がたっぷり織り込まれている、仏像学習漫画。なかなかに楽しく読めます。Kindle Unlimited 対象。

仏像として繊細に取り上げて欲しい方には不向きかもしれません。。。

壊れた仏像直しマス。 （全4巻）

天才仏師・英道吉が突然消えた。仏像の修復も請け負っていた彼が残した仕事を前に途方にくれる息子たち。しかし、次男・龍之介は工房を守る決意をし…。仏像のお医者さんである「仏像修復師」を描く再生の物語。

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「仏像修復師」という、ドキュメンタリー番組でしか見ることのないような仕事を通して、家族愛や人間ドラマが描かれています。

仏像修復といっても、文化財クラスの大きな話ではなく、個人所有の仏像。だからこそ、そこには、さまざまな「気持ち」や背景があります。仏像を修復する中で、人間関係や心も修復されていきます。仏像について学べることは少ないですが、修復される仏像を通した人の祈りや想いに触れることができます。

マンガで教養 やさしい仏像 (マンガで教養シリーズ)

仏像の基礎がわかる教科書。
如来、菩薩、明王、天部がもし会社で働いていたら!? をマンガ化。

「救民救災のお仕事」を体験する主人公を通じて、仏像にこめられた願いを知ることができる。

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如来、菩薩、明王、天部が「仏カンパニー」で働いているという謎設定ではありますが、逆に仏さまの階層や役割、意味などがわかりやすいのが特徴です。漫画の他に、イラストなどを多用し、わかりやすい解説です。豆知識や、奈良・京都の仏像巡りの情報や地図、コラムも楽しめます。

仏様の絵は美しく、何気に艶っぽく、、個人的には好みです。紙媒体のみ、Kindle本はありません。

マンガでわかる仏像： 仏像の世界がますます好きになる！

知識ゼロから“マンガでわかる”仏像の本

ちょっと難しく感じていた仏像の知識が、マンガで楽しみながら理解できます。
前半は「如来」「菩薩」「明王」「天部」などの種類別に、仏像の役割や特徴をマンガで解説する基礎知識編。
後半は、マンガの主人公が奈良・京都の著名な仏像をめぐる旅編。

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漫画とイラストの多用で、仏像の役割や見分け方、特徴、素材、造り方など分かりやすく解説しています。後半には、作中で奈良・京都の著名な仏像をめぐります。ざっくりですが、地図もあるのは便利。

解説は簡潔にまとめられていますが、文字数がそれなりにあるので、Kindleであればタブレットサイズがオススメ。紙媒体でも、持ち歩けるサイズです。

仏像イラストレーターがつくった 仏像ハンドブック

仏像拝観の上級者・田中ひろみさんによる、仏像を見るためのコツを楽しく詰め込んだ便利帖
仏像拝観が好きでたまらない人、拝観してみたいビギナーに向けて、仏像イラストの先駆者である田中ひろみさんが、“仏像旅”のコツや、仏像を前にしたときの必要な知識（仏像の種類や手にする道具、装飾など）のキホンを、漫画とイラストで紹介。仏教の世界観や仏像そのもの、お寺の配置など、ちょっとした知識が増えるだけで、仏像拝観は10倍、20倍の深さと面白さに変化します。

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「仏像イラストレーター」である著者の仏像愛がたっぷり詰まった、やや軽いノリの仏像解説マンガ。イラストも多用され、完結でわかりやすく解説しています。奈良・京都以外の札所や、基本のマナーなども取り上げているので、ビギナーにはオススメの１冊です。

◉ ほっとする 仏像図鑑
如来、菩薩といっても、寺院ごとに異なります、それぞれに代表的な仏様を約70体、寺院ごとに解説した図鑑。漫画ではありませんが、仏像の基礎知識を押さえるにはオススメです。

ならば、マンガで説明しよう! 仏像 (超基礎マンガシリーズ) 

常識・教養として知っておきたい、「仏像」の見方の基本を、オールカラーのコマ割りマンガで解説。毘盧舎那仏像、金剛力士像、阿修羅像、釈迦三尊像などなど、仏像を入り口にして、仏教の流れもわかる。あまりにもわかりやすい、画期的な入門書。

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マンガで、サクッと読み進めたい方はコチラ。先にご紹介した仏像学習漫画よりは情報量は少ないですが、短時間で一気読みし、基礎知識を押さえたい派にはオススメです。

幸せを呼ぶ仏像めぐり

利益ゲットの手引き書、仏像参りの決定版 ！

悩みや願望によって、どの仏さまに何をどのように祈願したらいいのか ？
高野山で厳しい修行を積んだ真言宗阿闍梨で、赤塚賞受賞の尼僧漫画家が
仏さまの真実の心をコミックエッセイでわかりやすく解説。

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高野山真言宗の尼僧(阿闍梨)でありながら、漫画家でもある著者のコミックエッセイ。他の仏像学習漫画とは趣が異なりますが、仏様の教え、心に触れるなら最高の１冊です。

◉ 教えて! 仏さま -あなたに寄りそう仏さまBOOK-

悩み・苦しみ・夢・希望―あなたの「願い」を叶えてくれる21の仏さま。お願いの仕方、心構え、ご真言、“知ってとくする仏さまのおはなし”も掲載。

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有名どころの仏様と御真言が押さえてあります。かわいらしいイラストと、阿闍梨ならではの奥深い解説やお話は、ありがたみいっぱいです。漫画ではありませんが、引き込まれるように読み進められますよ。

◉ 神さま仏さまがこっそり教えてくれたこと

幼い頃から「見えない存在」を感じ取っていたが、そのことで生き辛さを感じ、得度した際にお大師さまに祈って以来は霊感的に何かを見る事は無くなり、そして徐々に祈る時にご神仏からのメッセージを受け取るようになった尼僧が、様々な神仏から教えられた「神仏とつながりご加護をいただく方法」「人生が楽になり幸運になる秘訣」「日常生活で身近な神仏に助けていただくコツ」「神社仏閣で確かに神仏とつながってご利益をいただく参拝法」「代表的な神仏に祈りを届ける方法」を紹介します。

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仏様のこと、願いの伝え方、お参りの仕方、祈り方などが、わかりやすく書かれています。漫画ではありませんが、かなり読みやすい本です。

仏ガール （1巻〜）

仏像オタクの先生と一緒に 京都府・奈良県・滋賀県の寺院を巡る、仏像漫画第1巻！

人間関係や成績、将来について悩む彩たちを、先生が仏像美術と繋ぎ、答えを一緒に探していく、仏像美術×青春×ほっこりショート漫画。

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1話ごとに、1つの寺院を取り上げている仏像学習のショート漫画。サクサクっと一気に読めます。それなりに仏像情報も織り込まれているので、ビギナーが手軽に読むと十分楽しめます。

眠れなくなるほど面白い 図解 仏教

「お経を読むとき、なんで木魚を叩くの?」「なんで怒っている仏像があるの?」「釈迦が悟りを開いたのは、なぜ?」
私たちの日常生活に深く関わっている仏教。仏教の誕生から、日本仏教の歴史と教え、お寺と仏像、葬儀の知識まで、超素朴な疑問から仏教の世界を楽しく解き明かします。イラストや図解を交えた61項目。はじめての人でも仏教の知識や教え、日本の文化がよくわかるエンターテインメント教養本です。
大人の学び直しにおススメ! 「お寺はもともと雨宿りする場所だった」「仏教教団が大きくなったのは、釈迦がシティボーイだったから」「お坊さんの袈裟は、もとはゴミ捨て場の布だった」など、驚きのエピソードや初耳学が満載。

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仏像だけではありませんが、仏教全般を項目ごとに見開きで文章と図解で解説しています。拾い読みにも最適。

文字数が多いので、Kindleであれば、タブレットでの閲覧がオススメです。Kindle Unlimited対象。（対象外になっていることもあります）

マイ仏教

人生は苦。世の中は諸行無常。でも、「そこがいいんじゃない！」と唱えれば、きっと明るい未来が見えてくる。住職を夢見ていた仏像少年時代、青春という名の「荒行」、大人になって再燃した仏像ブーム。辛いときや苦しいとき、いつもそこには仏教があった。グッとくる仏像、煩悩まみれの自分と付き合う方法、地獄ブームと後ろメタファー、ご機嫌な菩薩行……。その意外な魅力や面白さを伝える、Ｍ・Ｊ（みうらじゅん）流仏教入門。

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個人的に、仏教との関わり方を考えるきっかけとなった本。「マイ寺院」を持ちたいという夢をこじらせ、仏教系中高一貫校に進学したみうら氏。きちんと仏教を学んだ人が説く仏教論は、あまりにもオモシロく、あまりにも身近なものです。

仏教の基本を気軽に学びたい方、みうら節を楽しみたい方、葬式仏教にちょっとイラッとしている方、観光よりの仏教にさっぱりありがたみを感じない方にもオススメです。