【厳選 視覚障害 学習漫画】日常、盲導犬、パピーウォーカー、ブラインドサッカー、盲導犬歩行指導員をわかりやすく

障害者や盲導犬の話となると、困難を乗り越え幸せになるといった感動系になりがちですが、読者が障害に対して視野を広げ、障害者の生活への理解を深めることができるような漫画を厳選しました。

視覚障害者の日常を知る学習漫画

見えないボクと盲導犬アンジーの　目もあてられない日々

全盲の教師であり、シンガーソングライターでもある著者（栗山龍太）と盲導犬アンジーの日常を綴るコミックエッセイ。
「出不精な盲導犬もいる」「盲導犬と間違えて人の頭をなでてしまった！」「自動販売機はロシアンルーレット」「見えない僕は、停電の暗闇では無敵になる」等々、著者と盲導犬「二人」の身の回りに起きる日常の出来事を、ユーモラスなマンガとエッセイで面白く、ときにちょっぴり悲しく描きます。大人から子どもまで楽しめます。

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笑っていいのかわからないけど、つい笑ってしまいながら、全盲の方の生活、盲導犬との暮らしを知ることができます。身の回りに視覚障害の方がいない人にとっては特別な、視覚障害者やその家族にとっては日常が、描かれています。もちろん、人それぞれではありますが、障害者やその生活への理解を深めるにはおススメの1冊です。

いっしょにあるこうね 盲導犬コディ

感動だけでは終わらない、盲導犬の正しい知識も得られる新感覚の盲導犬コミック。盲導犬協会の推薦を受けた本格的な内容でありつつも、優しさが溢れるストーリーで子供から大人まで楽しめます。

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盲導犬の一生を犬目線で描いたで盲導犬コミック、他の盲導犬漫画とも一線を画しています。パピーウォーカーのもとで、たっぷりの愛情を注がれ、人間や他の犬とも触れ合いながら社会性を身につけた後、盲導犬になるための厳しい訓練があります。盲導犬として視覚障害者のパートナーになり、ともに生活し、街を歩いたり、ショッピングをしたり、様々な経験を積んでいく姿を、犬目線で丁寧に描かれています。解説もあり内容もわかりやすいため、お子様にもおススメの1冊です。

ハッピー！ （全33巻）

盲導犬ハッピーは、太陽の子！　みんなを幸せにする仔犬（こいぬ）、“ハッピー”は、盲導犬になるための厳しい訓練を乗り越えて、22歳の時のスキー事故によって目が見えなくなった女の子・香織（かおり）の人生を変えていく……。小さな仔犬が、愛情あふれるパピーウォーカーや子どもたちとのふれあいを糧（かて）に、盲導犬としての生を受け止めていくドラマや、中途視覚障害者となった香織の心の成長を描く

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大人になってから失明する中途視覚障害への恐怖や絶望、盲導犬との生活や社会復帰、結婚し家族を持つことへの不安、主人公や子どもの成長、盲導犬のリアタイアなどが、丁寧に描かれています。

ヤンキー君と白杖ガール （全8巻）

街を牛耳る最恐ヤンキー・黒川森生（18）と
盲学校高等部に通う「弱視」の赤座ユキコ（16）。
出会ってしまった運命のふたり――！

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弱視の女子高生と喧嘩っ早いヤンキーのラブコメですが、視覚障害者や家族、学校などの生活だけでなく、視覚障害者への偏見、障害者差別、トラウマを抱えた人、ゲイなど社会の中で生きづらさを感じる人々についても描かれています。

2018年6月から漫画投稿サイトで自主掲載を開始し、その後、ニコニコ静画、pixiv、マンガハックにて投稿、2021年にはテレビドラマ化された人気作品。

ブラインドサッカーを知る学習漫画

ブクロキックス （全5巻）

舞台は東京。勝てば賞金１０００万。
「盲目の青年」「日韓ハーフの女の子」「フツーの男」「妻に逃げられたオヤジ」「ゲイバーのママ」
アイマスクをしてプレイする５人制のサッカー「ブラインドサッカー」で、コイツらが奇跡を起こす！？
東京ブラサカ青春譚

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ブラインドサッカーは、アイマスクをして行う5人制のサッカーです。視覚障害者のスポーツのひとつで、2004年からパラリンピックの正式種目となり、日本でも普及し始めています。作中では、全盲で整体院勤務の主人公 小山田が、同僚でもある友人や日韓ハーフ女子のサポートを受けながら、ブラインドサッカー選手として成長していく姿が描かれています。若干引き気味の性格の主人公と、その周りとの会話はテンポもよく、スポーツの躍動感も伝わります。2022年1月には、実写映画化された人気作品。

盲導犬訓練士・盲導犬歩行指導員を知る学習漫画

ナオゴーストレート-盲導犬歩行指導員 （全4巻）

盲導犬訓練士を目指すナオの成長物語! 失恋・失職・失言と何をやってもうまくいかないOL・紺野ナオ。人生にも人間にもすっかり嫌気がさしてしまったナオが、ひょんな出会いから、盲導犬歩行指導員となって成長していく姿を描く。「60頭の犬の顔と名前を覚える!?」「5年間の修行時代は朝6:30から22:00勤務!?」などなど知られざるオドロキの現場がわかっちゃう! 

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盲導犬歩行指導員の仕事は、盲導犬とその使用者のパートナーとなり、二人が安全に生活できるようにサポートすることです。5年にわたる盲導犬の訓練や、訓練期間中、盲導犬歩行指導員は、朝6時30分から夜10時まで働くという過酷な労働環境であること、盲導犬使用者の中には、盲導犬との生活に戸惑い悩む人もいること、そのような方をどのように支えていくのかなど、盲導犬歩行指導員の仕事の知られざる裏側が描かれています。

ストーリーも素晴らしいのですが、レトリバーの描きわけは見事です。

【盲導犬訓練士】
盲導犬訓練士とは、国家公安委員会が認定した盲導犬育成団体で、盲導犬育成に関わる知識、訓練などの経験を積んだ職員が認定される資格です。

【盲導犬歩行指導員】
盲導犬訓練士の資格を取得した者が、更に知識と経験を積み、各種試験に合格し資格を取得すると「盲導犬歩行指導員」に認定されます。視覚障がいに関する知識や、実際に盲導犬と一緒に歩きたいと希望する目の不自由な方への訓練指導の経験が必要になります。
（参考：兵庫盲導犬協会）